書名 蝶の小径(こみち)
著者 三木卓
出版社 幻戯書房
形態 B6・252頁・カバー・帯
発行年 2007年7月12日
価格 定価2,310円(税込)
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書名 都会にすむセミたち 温暖化の影響?
著者 沼田栄治・初宿成彦
出版社 海游舎
形態 B6・164頁・カバー
発行年 2007年7月25日
価格 定価1,680円(税込)
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書名 ゼフィルスの卵
著者 池田清彦
出版社 東京書籍
形態 B6・224頁・カバー・帯
発行年 2007年6月9日
価格 定価1,575(税込)
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本書は1974〜1987年に刊行された「庭からきた声」、「昆虫のいる風景」、「夏のよろこび」、「遠くまで見える道」、「海辺」、「海辺の博物誌」の中から蝶と蛾にまつわるエッセイ31篇を抜粋している。「蝶の島」や「昆虫のいる風景」を読まれた蝶屋さんは多いでしょうが、他の作品はまだなのでは?是非この機会にお勧めします。本書のカバー(間村俊一装丁)は思わず触りたくなりました。(虫屋好み?)

目次 セミはどういう生きものか/都会のセミの現在/都市におけるクマゼミの増加/偶数年ごとに増減するセミ/クマゼミの幼虫期間/クマゼミはどこまで飛ぶか、どのくらい生きるか/湿度によって導かれるクマゼミの孵化/なぜクマゼミは増加したのか/

エッセイ年代記(クロニクル)1998-2007だが第2、4章は読売新聞・山梨版のコラム「週末寸言」に連載されたもの。第2章ゼフィルスの卵はカミキリや蝶など虫屋好みの内容。

目次 第1章 融解する人間(ボランティアという陥穽/ネット心中/一番体に悪いのは年をとること/ヒトはなぜ巨乳をもつのか/融解する人間/自分の都合で自分変える/グールドの挑戦)/第2章 ゼフィルスの卵(好きがこうじて/ゼフィルスの卵/ラオスの蝶/アサカミキリ/虫狂い/スプリング・メフェメラル/ブーンブン/カミキリ探し/レッドデータブック/待ち遠しい梅雨明け/みんな外来種/ツジウス・イトイの季節/ナショナル・ギャラリーのメーリアン/猛暑の夏がもたらしたのは/真に昆虫類を救うには/外来種との付き合い方/脳化社会と虫採り/セミ食う人も好き好き/地球温暖化と昆虫)第3章 システムとコントロール(長生きの中身/システムとコントロール/食への不安と感染症/“もの”の科学から“こと”の科学へ/正義に加担してよいことは何もない/作られた異常)第4章 変なこと(面白い講義/型の美しさ/高貴な人の義務/変なこと/楽しめない悪口/オリンピックに思う/紅葉は二人きりで/eメール/ リポートは手書きで/先生/小人閑居して不善をなす/“欲ボケ”とウソと真実)第5章 死ぬ能力(生きることと死ぬ能力/体の悲鳴を聞く耳/採取しながらの保全/情報化のマジック/「安全」の錯覚/遺伝子/バイリンガルと脳/唾棄すべき特権性/科学技術と欲望/クオリア/パーソナルな技術/冥王星とメタボリックシンドローム/ジャーナリズムと捏造/危険な感性/地球温暖化に思う/「仲良し病」がいじめを招く)